国際緊急援助のためのガイドブック

このガイドブックは、主に各国政府の災害管理担当者向けに、国際緊急援助に関係するツールやサービスの利用方法について基礎的知識を提供するため作成されました。特に、災害対応およびそのための備えを所掌する国家災害管理機関(NDMO)と関係省庁の担当者を対象としていますが、同時にこうした事柄に関係する国際機関や市民社会の関係者、あるいは被災された当事者の方々にとっても、参考資料としてご活用いただけます。
 
またこのガイドは、災害対応およびその備えの段階で役に立つような主要なツールやサービスを中心にまとめています。そのため、災害リスク軽減(いわゆるDRR)に関する取り組みや、災害からの長期的復興段階において活用出来るツール・サービス、また武力紛争時のみを対象としたツールやサービスについてはカバーしていません。
 
 
 
 

ガイドブックの目的および用途

  • アジア太平洋地域で活用可能なツール・サービスについての共通理解を深める
  • 大・中・小それぞれの規模の災害における緊急時の意思決定をサポートする
  • 災害の発生前と発生時に、国際的な専門知識を持つ人々や組織を把握する
  • 人道支援機関同士のパートナーシップ構築を促進する
  • 国や域内機関での教育・訓練カリキュラムに情報を提供する

ガイドブックの構成

本ガイドブックは、以下の3部構成となっています。
(1)国際人道支援の仕組み
(2)災害対応をサポートするための手段
(3)災害対応のための備え
 

ガイドブック作成に至る背景:

2011年にアジア太平洋地域人道パートナーシップ(APHP)ワークショップが中国の上海で開催されました。その際、国連加盟国や他の人道支援機関から、国家・地域・国際の各レベルにおける人道支援メカニズムについて災害担当者が理解するための手引書がほしいとの声があがり、その求めに応じる形でこのガイドブックが作成されました。本ガイドブックは、アジア太平洋地域の政府関係者約75名と、国際機関、国際赤十字・赤新月社運動(RCRC運動)、国際・国内の非政府組織(NGO)、ドナー国、その他世界中の主要関係機関からなる50名以上の代表者と協議の上で作成されたものです。
 

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