大災害に立ち向かう世界と日本:著書のご紹介

先頃「大災害に立ち向かう世界と日本-災害と国際協力」と題した著作が出版されました。
 
国際協力機構(JICA)の有志を中心とした「大災害と国際協力研究会」の成果に基づき、かつてOCHAのトップを務められた明石康氏、大島賢三氏のお二方ご監修のもと、元国際緊急援助隊事務局長の柳沢香枝氏が編集にあたられました。ヤン・エリアソン国連副事務総長(初代緊急援助調整官)が推薦の言葉を添えているほか、OCHA神戸事務所長の渡部も編集に協力させていただきました。
 
災害大国日本には自然災害に関する研究・著作は多数ありますが、国際協力実務の観点から日本語で論じたものは必ずしも多くありません。しかし本著は特に自然災害時の国際緊急人道支援を円滑かつ効率的/効果的に進めるための仕組み-例えば支援の調整方法や関連するルール/ツール/サービス、そしてこれらを支えるOCHAの役割等-について多くの紙面を割いて、かつ分かりやすく解説がなされています。またハイチの大地震やミャンマーのサイクロン等といった海外における災害時の国際緊急支援の事例研究に加えて、国際支援を受け入れる側となった東日本大震災についても国際的な視点から示唆に富む考察がなされています。
 
OCHA神戸事務所と致しましても、災害と国際協力のご関心をお持ちの多くの方々にぜひ本著をお手にとっていただければと存じます。